安定した収入が続かない男は女性に選ばれない

最近の女性の傾向として、『安定した職業に就いている』と」が結婚相手の大さなプラスポイントになっていることも見逃せません。

ほんの数年前であれば、時代の寵児となるような一搜千金型のIT関係やベンチャー系で活躍する男は人気が高かったものです。ところが、2008年9月のリーマンショック以降、景気が下り坂になるにつれて、公務員をはじめとする、いわゆる「安定した職業」が好まれるようになったと言われています。

これだけを見ると、女性の安定志向はあたかも最近になって始まったように見えますが、実はこれも遺伝子に刷り込まれていることでもあるのです。

女性は、妊娠をすると、妊娠中の約10ヵ月と出産後の数年は、以前と同じように働くことは難しくなります。すると、その間の収入はゼロに近くなり、夫を頼るしか生活が営めなくなります。

狩猟採集時代は今と違って、子どもの数も多かったはずです。そうなると、女性は何年にもわたって働くことができなくなるため、唯一の収入源である男には働き続けてもらわなければなりません。「今月は食べるものが豊富だったけれど、来月はまったくない」という状態では、食べ貯めがでさない身体の私たちは生命を落としてしまう危険性だってあります。

ですから、安定した収入を確保し続けることの大切さは、生きていくうえでは必須事項だったと言えるでしょう。

女性の飽くなき欲望は、男の年収ばかりに留まりません。

社会人として成功している女性が陥る典型的パターンに「ベースライン思考」と呼んでいるものがあります。「ベースライン思考」というのは自分を最低ラインとして結婚相手に求めるものを決めることを言います。

社会的地位は自分より上、年収ももちろん自分と同じ、あるいはそれ以上、学歴も自分より下は許せないという考え方です。

具体的には、自分か定職を持っていると契約社員の男が眼中に入らない、自分か身長165cmだと170cm以上の男を求める、自分の年収が500万円だったら、それ以上を望む、自分か早・慶・上智大学以上の私立大学を卒業していたら、大卒のみならず同じかそれ以上の偏差値の大学を出ている男を望む、どいった感じです。

自分の学歴を踏まえて、相手の大学はどこまで許せるのかというアンケート調査があります。そのデータによると自分が出た大学の偏差値が高ければ高いほど、結婚相手の男性に求める学歴も高いというのです。「国立・早慶上智」を卒業した女性は、ほとんどが同程度の学歴を持つ男を求めているのです。

でも、ちょっと待って。「国立・早慶上智」出身の男は超売れ筋。

その男に気に入られるほどの売りをこの高学歴女性は持っているのでしょうか?

残念ながら、女性の学歴は「売り」にはなりません。また、大学や会社に入る受験や就職活動は、女性の見かけや気立てや料理の腕といった妻としての魅力によって選抜うれるわけではありません。かわいい人もいればそうでない人もいる。

ということは、高学歴女性の場合、自分はそれほどモテるわけではないのに、相手に要求するものが法外なものになってしまっているのです。これが「ベースライン思考」をする女性の落とし穴なのです。